今日は、グレートコンジャンクションについて
触れておこうと思う。
占星術は、日々の月の動きや、早足で動いていく
惑星たちのストーリーの他に、大きな惑星たちの
様々な時代のストーリーがある。
グレートコンジャンクションとは、木星と土星が
コンジャンクションすることを言うのだけれど。
木星と土星は、だいたい20年に一度、コンジャンクションします。
木星の周期は、だいたい12年。
土星はだいたい28年です。
木星はひとつのサインに約1年とどまりますが、
先日、しし座に移行したことは、少し前の記事で書きました。
土星は、28年と大きな周期なので、自分の生まれたときの
位置に土星が戻ってくるときは、だいたい30歳前後のころで、
ちょうど太陽的なアイデンティティを確立していく時期であったりもします。
まさに、孔子の30にして立つです。
この時期をサターンリターンと呼び、私も大変七転八倒したのを
覚えています。
サターンリターンは大人への入口の第一歩なのかもしれません。
その、ホロスコープで、最大のスーパーベネフィックの木星と
一番の凶星と言われるマレフィックな土星(私は凶星とは思いませんが)
がぴったりとコンジャンクションするのが、20年に一度ということに
なります。
前回のグレートコンジャンクションは2000年におうし座で起こっており、
地象星座のグレートコンジャンクションは1802年から始まっており、
その後、ずっと地象星座で起こってきたのです。
グレートコンジャンクションはだいたいひとつのエレメンツにて240年
繰り返されるといい、
1802年から2000年までの地象星座で起こる前は、
火の星座で、起こっており、このエレメンツを移行するときを
ミューテーションと呼びます。
次のグレートコンジャンクションは、2020年、風象星座で起こりますので、
現在はちょうど、2020年のグレートコンジャンクションに向けての、
ミューテーションの時期に入っていると言えます。1802年から繰り返されてきた
200年以上の地象星座の時代から、風の時間軸へと移行しているのが
今で、2020年から風の時代の幕開けとなります。
トランスサタニアンがどのサインにとどまっているか、もこういった時代背景を
読むのによく使われますが、木星と土星、という二つの惑星が
コンジャンクションする、このグレートコンジャンクションが示すものは
よりはっきりとした形で、私たちの時代を反映するものなのかもしれません。
地の星座の時代が物質の時代だとしたら、
風の星座の時代とは、私はエネルギーの時代だと思います。
もうすでに、十分エネルギーの時代は始まっていますよね。
10代、20代の若い子達が、「バイブス」などといって、
目に見えないフィーリングや、雰囲気のようなものを大事にして
相手を選んだりしているのを見て、若い世代は当たり前のように
それを感じているんだな~と思うし。
物質の時代を謳歌し、新しい物の発明、便利さの恩恵を受けた
この200年余りだったと思います。
しかし、最近の様子を見ると、物質の時代は、もう限界をとうに越している。
物質次元だけで、幸福を求めたり、全てを解決しようとしても
無理が生じているのは、目に見えて如実ですね。
なんでも、そうだと思うけど、風の時代に入ったらその入った直後は、
今までのアンバランスを取り戻すために、更なるよりよい恩恵を受けるでしょう。
けど、風の時代も200年経てば、また、風の時代が起こしたアンバランスを
修正するために、次は、水の時代でバランスを取るのでしょう。
水の時代には私はもう生きていませんが、水は、感情という、物質と非物質の
間くらいに位置するエネルギーだと私は認識していますので、
きっと、物質でもない、非物質でもない、そういった中庸なエネルギーの中で
暮らす人たち、そして、風は男性性、水は女性性ですので、
地球にとって、今必要とされている、女性性がより、霊的な形で表現されている
時代が来るのかな~と思っています。
食物の摂取の仕方とか、植物との付き合い方とかも、その頃には
大分変わっているだろうなーと想像しています。
風の時代はエネルギーの時代ですが、今現行の私たちがエネルギー次元だけで
あと200年で生きていけるようになるとは考えにくいですので、
希薄なものに偏りすぎてバランスを崩すのはなんとなく想像できる。
でも、まあ、私たちは、これから、あと数十年、風の時代の幕開けとともに
その恩恵を十分に受けて生きていくことになりますので、、、
240年に一度のグレートコンジャンクションのミューテーションに
立ち会える人生を選んできて良かったな~面白いな、と思ってます。
・・と、このように、占星術とか、マヤ歴とか、暦には、大きな節目というものが
あります。
一年に一回の木星移行や、数年に一回のもの、数十年に一回のもの、
数百年に一回のもの、
そして、日々の月の動き。
これらが、絶妙に組み合わさって宇宙は振動している。
私たちが宇宙の思いのまま、というか、宇宙の欠片そのものであることが
容易に頷けますね。