月星座をさらにこまかな、区分で分けた

 

27宿について、お話してみたいと思います。

 

月は、奥深いです。

 

月の占星術だけでも一つの占星術体系が出来上がるくらい、

(いや、出来上がってるんですが・・)

 

とても奥深いものです。

 

ムーン・アストロロジー。という

ひとつの占星術の分野があっていいし、

 

そのうち、やりたいな。

 

月星座だけの連続講座。

 

そのくらいに思っているくらい、深いんです・・

 

 

 

生まれた時の月星座を、知ってる。という人も

 

増えてきた昨今です。

 

12星座占いが、太陽がどこのサインに入っているかについてのみ

言及したもので、

 

その他の天体は、別のサインに入っていて・・という

認知が広がってきて、

 

ご自分の月星座を知ってる人が増えてきた。

 

月星座は、自分の潜在意識や感情の方向性なので、

より、内面的な自分自身を表すものである、ということを、

多くの人が知るようになってきました。

 

 

でも、月星座は12種類です。

 

さらに、この12種類を細かく分類したのが27宿です。

 

360度を12に区切ったのが12サインですが、

27つに区切ったのが、27宿です。

 

 

なので、牡羊座の1〜13度まで、13度から26度まで、

 

みたいな感じで、27つに区切っていきます。

 

 

月星座をさらに細かく27宿に区切ったのが、宿曜占星術になるわけです。

 

 

宿曜占星術は空海(弘法大師)がインドから持ち帰ったもので、

インド占星術の技法のひとつであるナクシャトラ(27宿)が原型になっており、

そこに中国などの思想が加わり、空海の密教的な考え方が加わり

日本に入ってきました。

 

その頃、日本は陰陽道が盛んで、国の政事などは、陰陽師が

えらい人のお付きとして占いをしていたようです。

 

源氏物語に出てくる一説で、源氏の三人の子供

 

一人は太政大臣に(これが夕霧ですね)

一人は、天皇の妻に(これが明石の君との間に生まれた娘)

一人は天皇に(これが藤壺との間にできた秘密の子)

 

と、未来を予言したのが、宿曜師だったという話が、

実際に源氏物語の中に出てきます。

 

なので、この頃には、すでに、宿曜経が日本で盛んだったことが

分かります。

 

日本は明治の初め頃まで、つい最近まで太陰太陽暦(旧暦)を

使っていました。

 

毎月の新月を一日とする旧暦は、今のグレゴリオ暦とは全く異なり、

月の暦そのものでした。

 

庶民は、毎月の一日がいつなのか、よく分かっていなかったようで、

月が欠けてきたからもうすぐ今月も終わりかね〜みたいな

そんなザルな感じだったようです。

 

ですので、日本独自の占術である、宿曜は、この旧暦の

月の位置で、算出する宿です。

 

 

なので、例えば、通常のトロピカルチャートの月の度数で算出される

宿と、宿曜の旧暦から算出される宿は異なってくることが多いのです。

 

旧暦を調べて頂くと分かるのですが、お誕生日を旧暦換算すると、

2ヶ月くらい早い日付が出てきますよね。

 

さらには、もともと27宿はインド占星術のものですので、

インド占星術のサイデリアル基準で作ったチャートは、

そっくり24度前に、月の度数もずれますので、

さらに、旧暦から算出される宿とは異なることが多いのです。

 

 

私は、トロピカルの宿はほとんど見ませんが、

 

この旧暦の宿と、サイデリアルの宿は、両方検証しています。

 

でも、まずは、旧暦の宿がしっくり来る人が多いのではないかと

思いますので、

 

月星座のその先に、さらに突っ込んでご自分の月を知りたい方は、

27宿や、ムーンマンション(これは月相です)について学んでみられると

良いかもしれません。

 

ムーンマンションは、ご自分の生まれた月が太陽から何度離れているかで、

月齢何日に生まれたのかを調べることで、28相のうち、何相目の月なのか、で

性格的要素を調べることができます。

 

 

27宿にお話を戻しますが、宿曜はバイオリズムを見たり、

性格的な要素をみたりするのも、できるのですが、

私的な感覚では、相性がピカイチかな。と思う。

 

人間関係って、潜在意識と潜在意識のぶつかりあいじゃないですか。

 

無意識と無意識の・・これは、月と月の・・ということなんですよね。

 

 

なので、宿曜の相性はほんまに、ガチ・・^^;

 

どうして、あの人とはああなのか。

うまくいかないのか。

・・と人間関係で悩む人は、宿曜の相性は、

すごく、ヒントになると思います。

 

また、子育てをされてる方も、お子様の月星座を知ったら、

今度は、お子様の宿を調べてみるとより、詳細に、

お子様の潜在的な可能性や、子育てのヒントをもらえると思います。

(*^^*)

 

月の占星術のお話、また書きます。

 

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